採用メッセージ

日本中の「余っている家」を「住みたい家」に変えていきたい。

代表取締役

猪子 能史

買った直後にトイレが逆流する家。

当社を立ち上げる前、中古不動産の販売仲介業を営む会社にいました。とある物件をお客様に購入いただいたのですが、買った直後にトラブルが。なんとトイレの水が逆流し、使えなくなってしまったのです。販売元の不動産会社に相談しても「それはお客様のほうで直してください」の一点張り。仲介業者である自分たちが修繕するわけにもいかず、どうすることもできませんでした。当時の中古物件って、本当に質が悪かったんですよね。「新築を買うのが当たり前」みたいな世の中だったので、中古物件はほとんど見向きもされなかったのです。

仲介だから手出しができないわけで、自分たちで購入した物件なら、もっと住みよい部屋を作って売れるのではないか?そう考えたのが事業を立ち上げたキッカケです。また、当時自分で投資用アパートを購入したことも影響しています。知人の紹介で買ったのはいいのですが、空き部屋が多く、収益どころか損失が出る状態でした。「どうすれば入居者が増えるだろう?」と考え、取り組んだのが、部屋をキレイに掃除することと、インターホンなどの壊れていた設備を直すこと。たったこれだけですが、中古といえば壊れた物件が当たり前だった当時としては画期的な取り組みだったようで、入居者は増え、収益につながるようになりました。この経験があり、不動産の再生事業に興味をもったのです。

不動産投資は、富裕層だけのものじゃない。

人口減少に伴い、人の住まない空き物件が増えています。全国にある物件の20%は空き家だと言われているほどです。それを適正価格で買い取り、再生して販売する。私たちの展開する不動産再生事業は時代の流れにもマッチし、設立以来順調に業績を伸ばしてきました。最近では再生して販売するだけでなく、販売した物件の管理まで行う不動産管理・コンサル事業をスタート。投資物件は「買った後」が大事なのですが、知識のないオーナー様ではなかなか管理が行き届きません。当社は単なる不動産管理会社とは異なり、自ら物件を買い取り、入居率が上がるように再生していますので、管理のノウハウにも説得力があります。

また新たな事業として、「不動産小口化商品」をリリース。サラリーマンオーナーなど高額出資ができないような方でも気軽に投資できるよう、価格帯の低い商品を作りました。買い取った物件はアパートやマンションとして再生する以外にも、介護施設や障碍者施設などにコンバージョン(用途変更)したものもあります。ですから不動産投資を通じて社会に貢献することもできるのです。こういった新たな事業を展開しつつ、コロナの状況が落ち着けば海外での物件への投資にもチャレンジしていきたいと考えています。

創造力こそが当社の原動力。

投資した物件の収益が上がり、オーナー様に喜んでいただくためには、当然そこに住む方々が納得し、長い間住み続けていただくことが必要です。ですから私たちは単に古い物件をキレイにするだけではなく、「ここに住みたい」と思っていただけるような部屋作りを心掛けています。

たとえば物件のあるエリアや地域特性を考え、何歳ぐらいの方なのか?どんな職業の方なのか?その方たちが求めている部屋とはどんな部屋か?を創造するのです。大学の多い街なら学生さんが多いでしょうから、多少古くても安くておしゃれな部屋がいい。単身赴任者が多いエリアであれば、デザインより機能性に特化した部屋がいいなど。イメージする部屋によって壁紙や床の種類から細かなアイテムまで、とことん考え抜きます。朝の会議で皆のアイデアを持ち寄り、議論する等、創造力を磨くための訓練を日々行っています。また名古屋造形大学とコラボし、学生さんたちが考えた部屋を具現化するなど、新たな試みを次々と展開しています。

2033年には日本の空き家は2000万戸を超えると予測されています(2016年/野村総研)。日本中の「余っている家」を「住みたい家」に。そのために私たちはこれからも挑戦し続けます。

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